和室の柱
小上がりの小さな和室。ここには、やはり小さな仏壇を構える。和風的なイメージは少ないと感じているこの家の、この部分を締めるのがこの柱。「面皮柱」と呼ぶそうな。丸い木材を四角柱の状態にするため、四方を平らに削っていき、四隅のRの部分は残す。この角の部分は、もともとの木材の真っ直ぐ度合いに応じて、不揃いのRが形成される(という感じ?)、いかにも和風を表現する木材です。我々には分不相応(?)なほどに。
この写真では2Fに届かんばかりの長さですが、実際に使用する長さは1F部分、しかも小上がりの和室なので、もっと短い。つまり、この長さの中の「オイシイところ」を使うということらしい。贅沢な材で、全くもって分不相応感が募ります。
さらに先述の通り、角のRが一定でないということは、その柱に接する建具の敷居などを、その不揃いのRに応じて加工する、ということで、材も贅沢なら、大工さんの腕も要求されてしまう、ということで、さらに分不相応・・・くどいな。
最近は、こういった腕を振るえる職人さんも少なくなっているとか。さすがは田中工務店さんの一流大工陣、と感じ入ってしまったのが、右がほぼ仕上がりの画像。さすがデス、H大工。
この写真では2Fに届かんばかりの長さですが、実際に使用する長さは1F部分、しかも小上がりの和室なので、もっと短い。つまり、この長さの中の「オイシイところ」を使うということらしい。贅沢な材で、全くもって分不相応感が募ります。
さらに先述の通り、角のRが一定でないということは、その柱に接する建具の敷居などを、その不揃いのRに応じて加工する、ということで、材も贅沢なら、大工さんの腕も要求されてしまう、ということで、さらに分不相応・・・くどいな。
最近は、こういった腕を振るえる職人さんも少なくなっているとか。さすがは田中工務店さんの一流大工陣、と感じ入ってしまったのが、右がほぼ仕上がりの画像。さすがデス、H大工。
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by f_umi
| 2008-01-24 09:00
| おうち